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Bag or back?

お目当ての鞄がひとつ、ありまして。一銭でも安く手に入れようと、オークションで検索してみた。そうしているうちに気が付いたことがある。

英語で、「鞄」は勿論、bagだから、これをカタカナにしたら、「バッ」になる筈なのだが、

バック

だと思ってる輩がわんさとおいでらしく、「バッグ」と検索しても出てこないのに、「バック」と濁点を抜くと出てくる品物が何点もある。嘆かわしいねぇ。

苦肉の策で、「バッ」で検索する事にした。

これと同じような間違いで、

Paperback
Paper bag

は、違うんです。

前者は、「文庫本」。「表紙が(厚紙ではなくぺらぺらの)紙の本」と云う意味から来ています。対して後者は、スーパーなどでくれる、「紙袋」。

何度も同じ事を書いて恐縮だが、これもみな、カタカナ表記が諸悪の根源。横文字の綴りを考えれば、「紙の表紙だな」とか、「紙の袋だな」と、一目瞭然だ。最後の部分の発音だって、-ckか、-gか間違えっこない。

ここまで書いたら思い出した。

Inner

これをどうしてもカタカナで書かなきゃいけないのなら、

イナー

で、

インナー

は、おかしい。この不思議なカタカナは、今や大手を振って歩いている。どうも下着一般を指すらしいが、元々は、「(外にも同じようなものがある時の)内側」と云う事。英語圏の連中に、「インナー」なんて言っても、通じないと思うなぁ。

もうひとつ、絶対正しくないカタカナ表記:

ボンバー

大昔、サンダーバードよりもっとよく出来たS.F.人形劇があって、「Xボンバー」と云った。最近になって、これのスペルをDVDの箱で見て、やっと納得した。

Bomber

ね。これは、きっと最初に誰かが間違って読んで、その間違いが定着してしまったいい例だ。

考えれば分かりそうなものだと思うのだけど、-erが付かなければ、

Bomb

で、「ボム(爆弾)」。このままならみなさん、「ボム」と読めて、最後の-bを読もうとしないのに、-erが続いただけで、なんで「ボマー」ぢゃなく、「ボンバー」だと勘違いするんだろう。

確かちょっと前に、「ボンバヘ!」とか云う曲があった。あれも、-bを間違って読んでしまっているから、この「バヘ」と云う日本語の語調が成り立つのであって、「ボムアへ」ぢゃ、サマにならないよね。

無意味なカタカナ書きが嫌いなわけは、カタカナで綴られた横文字は、意味が伝わらないから。単なる記号か、合言葉と化してしまう。綴りとか、字面と云うのは、元々意味を伝える為にあるものなのに、カタカナ化することで、それを遮ってしまっている。

逆に、例えば日本人の名前をローマ字にすると、わけが分からなくなって、味も素っ気もなくなるでしょう。それと同じです。

「下着」と言われたり、読んだりすれば、「あぁ、下に着るモノだな」と、パッと理解できる。「インナー」に、同じ力があるか?

「『下着』は、あまりに語感が生々しから、『インナー』の方がサラッとしてていい」と、ぬかすヤツも居るかもしれない。が、それこそ逃げだね。その挙句が、今蔓延している、カタカナの氾濫文化だと思う。

 

 

 

 

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