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English names in katakana 英米名のカタカナ表記

くどいようだが、カタカナ表記をする事自体が、そもそもの諸悪の根源だと常々思う。日本人は、英語に限らず外国語が大好きなくせに、なかなか上手にならない。あれは、頭からカタカナ音が抜けないせいが多分にあるに違いない。あまつさえ最近では、4文字以上の言葉は、何語を問わず全て4文字以内のカタカナ造語に短縮して記号化する悪癖が蔓延している。これぢゃ、外国語能力上達はおろか、日本語そのものが崩壊して当然だぜ。

で、今回は、英米の有名な名前のカタカナ表記の無理無意味について。

あ、その前にもうひとつ。外国人名をカタカナで書く時に、上と下の名前の間に「・」を入れるのは、無意味で嫌いだ。雑誌に原稿を書くたびにイライラする。あの点も、外来名をカタカナ化することによって、もともとの言葉のリズムが失われるから発生する。よって、このサイトでは原則としてあの不可思議な「・」は、排除します。

マリリンモンロー

翻訳の道を歩んでいる友人曰く、モンローの名前は、日本人が発音及び表記出来ない英語名の筆頭だそうだ。LとRが並ぶせいかな。確かに、私もイギリスに来てから初めてこの名前を横文字で書こうとして、焦った記憶がある。

Marilyn Monroe

ね。確かに、日本人には難関かもしれない。これに似てLとRが混ざった上に、ceとthの音も入ってる名前が、ひとつふたつある。

Bruce Lee ブルースリー

これなんか、初めて横文字で見た時に、目から鱗が落ちたね。カタカナで見聞きすると、どこで切れているのかさえ、不明だもの。同じように横文字で見れば一目瞭然なのは、

Babe Ruth ベイブルース

も~、これに至っちゃぁ、日本に居た頃、大いなる謎な名前だった。“Bay Blues”なんて、洒落た名前ぢゃん、ぐらい思っていた。

ちなみにこの、「ブルースリー」をカタカナで書いた状態を逆手にとって上手くもじったのが、「超電子バイオマン」と云う特撮に出てくる、戦隊隊員3人目と云う意味の、

Blue Three

これは、割と好き。潔い開き直りっぷりだ。

ちょっと話がずれますが、

Jacky Chan

の苗字は、正しい英語では、「チャン」で、日本で一般的に広まっている「チェン」ぢゃ、ありません。どういう経緯でこのスペルを「チェン」と読もうとしたのか、見当がつかない。きっとどっかのド田舎のヤンキーの発音を、真に受けたんでしょう。

前にも書いた記憶があるが、常軌を逸して間違ったカタカナにされているのは、何と言っても、

Sigourney Weaver

だと思うね。これをどうすると、「シガニー」になるんだろう。これは、日本人がカタカナ表記を頼って、日本語の字面ばっかり当てにして、耳で音を聞いていない動かぬ証拠だ。彼女が出ている映画、例えば「エイリアン」とかの予告編を聞くと、ちゃんと主演女優名として、名前を発音していると思う。彼女の名前は、こう見えて、割とスペルに忠実な発音なんです。

Gのすぐ後に、OとUがあるでしょ?これは2つとも、唇をOの字にキュッとすぼめて出す音なんです。そして、こういう風に単語の途中にあるRは、日本人が思うように、そこで舌を丸めて云うのは間違い。あれは、日本語の「-」みたいに伸ばす役割なんです。ですからこの名前は、

シゴーニー

が、正しい。「シゴルニー」なんてRを強調するのも、日本人の思い込みに過ぎない。

歌手で、思い切り間違われて表記され続けている人の一例は、

David Bowie

これも、イギリス人が発音しているのを初めて聞いた時、目が点になったのだけれど、この苗字は、

バウイー

と読みます。日本語で定着している、「デビッドボウイー」は、上下とも没。上の名前、Davidも、Aがある以上、「デ」で終わらせるのは間違い。せめて「ディヴィッド」にしましょう。

 

英語に輪をかけてカタカナ表記が出来ないのは、フランス語だね。名前に限らず。

Trois Gros トロワグロ

と云う、有名なレストランがあるが、これもカタカナぢゃ、一体何のことやら分からない。横文字で見ると、

3人のデブ

一目瞭然とは、正にこの事。(3人のデブったシェフがはじめた店なので、この名が付いている。)

フランス語は、意味が分からなくても英語よりも日本人の耳には心地よい音が多いらしい。そのせいか、よく商品名やブランド名にも、カタカナ化して使われる。その殆どが滅茶苦茶なのだが、意味がちゃんと商品の効能に則していて、脱帽したのが、

サンテドウ Santé d’œil

この目薬の意味は、ズバリ「目の健康」。素晴らしい。

最後に、我が敬愛していた(最近音楽の方向性を脱線したので、敬愛が失せました)、フランスのシンガーソングライター、

Mylène Farmer

この人の名前を、カタカナで表そうとするのは、時間の無駄。

「ミレーヌファルメール」にされているが、Rが正しくない。

フランス語のRは、イギリス英語のRと違って、思いっ切り発音する。その音は丁度、痰を、「ガラガラ、ペッ!」と吐き出す時の、あの「ラ」です。ホントです。やってご覧遊べ。

 

Japanese names and words written in (Romanised) English

This is equally as futile as attempting to write English names in Japanese katakana.

One unfortunate example of which that has stuck to my memory is this: there was a useless and completely vile Japanese Prime Minister in the 80s called,

Takeshita. 竹下

Those of you for whom English is their native language or whose English is up to a certain standard would already have laughed out loud reading that name. I, for one, certainly did when I first read it in English.

この竹下と云う名前、英語表記にすると、偶然とはいえあまりにも下品になる。何故かと言うと、↑のこのローマ字表記は、

Take Shit a

にしか見えないのだ。「テイクシット」と云うのは、「ンコをする」と云う意味である。在任中、竹下首相はイギリス訪問した事があるのだが、お陰でBBCのニュースでは、

テイクシッタエイ

と呼ばれ続けていた。流石に日本大使館だかなんだかが気が付いたらしく、1日ぐらいでちゃんと発音してもらえるようになったが。

ま、音写には、何語から何語にするにしても、無理があるね。サンスクリット語から、中国語に音写された仏教経典なんてのも、そうだけれど。

 

 

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